ITエンジニアへの転職について、
「その職種やキャリアに関する情報を知りたい」と思ったことはありませんか?
この書籍にはエンジニアへの理解を中心とした内容が書かれているため、その職業に関する全般知識について知ることができます。
私もこの本を読んでITエンジニアに関して知りたい情報を得ることができました。
そこで今回は、「作るもの・作る人・作り方から学ぶ 採用・人事担当者のためのITエンジニアリングの基本がわかる本」についてレビューを書いてみました。
- ITについて全般的な知識を得たい人
- これからエンジニアとして転職を考えている人
- エンジニアの採用側のことを知りたい人
- 採用担当者として業務に関わる知識を得たい人
- エンジニアとコミュニケーションを取るための共通認識を得たい人
書籍情報 (エンジニア採用本)
- 書籍名:作るもの・作る人・作り方から学ぶ 採用・人事担当者のためのITエンジニアリングの基本がわかる本
- 価格(税込):2,420円
- ページ数:204ページ
- 発売日:2020年4月16日
- 著者:中島 佑悟 , 高濱 隆輔 , 千田 和央
- 出版社:翔泳社
構成・内容 (転職を考えている人・人事担当者に向けた本)
概要
非エンジニアである採用人事担当者を対象にした、ITエンジニアリングの基礎がわかる教科書。
エンジニアリング知識の全体感、用語同士の関連を理解できることを目指し、採用業務に活かせるようになることを目指して書かれた書籍となっています。
また技術用語の解説の他、ITエンジニアリングに関する職種・役職・開発工程に関する内容も明記されているため、
採用担当者だけでなく、ITのことをざっくり知りたいという人、エンジニアとして転職を考えている人にとってもためになる情報が載っている本となっています。
構成・内容
●本書の構成
第1部 基礎編
第1章 なぜエンジニアリングを学習する必要があるのか?
第2部 学習編
第2章 作るものから学ぶ
第3章 作る人から学ぶ
第4章 作り方から学ぶ
第3部 応用編
第5章 エンジニアリング知識を採用業務に応用する
第6章 学びを深め、学び続けるために出典元:翔泳社
■第1部|基礎編
第1章 なぜエンジニアリングを学習する必要があるのか?
エンジニアの求人倍率が急激に高まっている
難しさに対応して採用手法が変化している
エンジニアリング知識がなければ採用は成功しない
だからこそ、今、学習を始めましょう
本書の学習で意識してほしいこと■第2部|学習編
第2章 作るものから学ぶ
Webアプリケーションの構造を俯瞰する
プログラミング言語を深掘りする
ライブラリとフレームワークを深掘りする
データベースを深掘りする
OS(Operating System)を深掘りする
インフラを深掘りする第3章 作る人から学ぶ
職種を俯瞰する
扱う領域に紐づく職種を深掘りする
マネジメントや職位に関連する職種を深掘りする第4章 作り方から学ぶ
開発工程を俯瞰する
チーム開発の指針となる概念を深掘りする
システム設計や実装の指針となる概念を深掘りする
開発を支援する概念とツールを深掘りする■第3部|応用編
第5章 エンジニアリング知識を採用業務に応用する
エンジニア採用の担当者としてのレベル
採用業務への応用第6章 学びを深め、学び続けるために
出典元:翔泳社
エンジニアと会話しよう
エンジニアのアウトプットを学習コンテンツにする
学習サービスを利用する
書籍レビュー (採用・人事担当者のためのITエンジニアリングの基本がわかる本)
読書感想
この本は転職に必要なITエンジニアに関する情報が載っている書籍です。
特に自分にとっては、採用側の視点や情報が得られたことが有益だったと感じています。
非エンジニアである採用担当者向けということもあって、本筋としてはその採用業務に活かせるような内容が書かれているものの、
全体的にはエンジニアを採用するため、そして実際に自社で働いているエンジニアのことを理解するために必要なことが書かれていました。
例えば、
- 開発するシステムの構造に関する説明
- その構造の中で各○○エンジニアは何を担当していているか
- 各エンジニアがキャリア形成を考える上で考慮すべき役割・役職の紹介
- エンジニア業務に必要な開発工程に関する手法や考え方
- 各プログラミング言語・ツールについてなど
こういった解説や説明がこの書籍には含まれていました。
私の場合、最近はエンジニアへの転職が活況と言われていることもあり、
ITエンジニアとはどういった種類があって、具体的にどういうことをしていて、その業界に転職を考えている人には何が必要なのかを知りたいと思っていたため、
この本を実際に手に取って読んでみると、
「なるほど、こういうことが必要なんだな」と感じることが多くありとても勉強になりました。
もちろんこの本以外にも、違う視点から書かれたものを読み、異なる視点から情報を視てみることも重要ではありますが、
これからエンジニアを目指そうとしている人や初心者にとっては知りたい知識や情報が書かれている本だと思います。
エンジニア採用担当者だけでなく、エンジニア転職を考えている人にも適した本であると感じました。
読むのにかかった時間
私はこの本を約1週間で読み終えました。
私は読むのが遅いほうなんですが、毎日約30分~1時間ほど通勤時間などの隙間時間を見つけ、理解を深めるようにして読み進めていきました。
扱う範囲が広く、初めて知る内容もあったため時間はかかりましたが、
その分読み終えた後は「ITエンジニアリングとはこういうことなんだ」という自分なりのイメージを掴むことができました。
約30ページ/日 × 7日 = 約210ページ
(※本書は総ページ数:204ページ)
口コミ・読者の感想
他の読者の方々の口コミや感想も集めてみました。
こんな人におすすめ!
この本を読んで、私はこのような方におすすめしたいと思いました。
- ITについて全般的な知識を得たい人
- これからエンジニアとして転職を考えている人
- エンジニアの採用側のことを知りたい人
- 採用担当者として業務に関わる知識を得たい人
- エンジニアとコミュニケーションを取るための共通認識を得たい人
まとめ (非エンジニアの情報収集に適した本)
今回は「作るもの・作る人・作り方から学ぶ 採用・人事担当者のためのITエンジニアリングの基本がわかる本」の書籍レビューを書きました。
これまでIT関連の書籍と言えば、エンジニア志望者向けの学習本や現役エンジニア向けの技術書などを多く見かけることがあったのではないでしょうか。
その中で、今回ご紹介させて頂いたような非エンジニア向け、エンジニアを採用する人向けの書籍というのはなかなかに興味深いものではないのかなと思いました。
また最近はエンジニアへの転職が活況だということで、エンジニアへ転身しようと考えている方の情報収集の一つとなり得るものだとも感じました。
もし興味を持たれた方がいれば、ぜひ手に取って読んでいただければと思います。
もしかしたら新たな発見があるかもしれませんよ!
以上、参考になれば幸いです。
くろこまでした!